【初心者向け】NISAに使える間違いないインデックスファンド3選

はじめに

投資やつみたてNISAを始めようと考えている人なら誰もが耳にする「インデックスファンド」ですが、イメージが湧きにくく、しっかり理解している人は少ないと思います。

「インデックスファンドって何?どういう仕組み?」
「つみたてNISAで選ぶべきインデックスファンドは?」

本記事は上記の疑問を解決するため、インデックスファンドの仕組みやおすすめのインデックスファンドを解説いたします。

資産形成を目的とした長期積立投資をする際に必須の知識ですので、この機会にぜひ理解して投資を始めてみましょう。

長期積立投資における絶対的味方「つみたてNISA」について知りたい方はこちらの記事もぜひ!

インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、「株価指数」に連動するように設計された「投資信託」のことです。

「投資信託」とは、プロの運用会社が投資家から資金を集めて代わりに運用してくれるの金融商品のことです。運用会社が選定した株式+運用代行のセット商品というイメージです。

「株価指数」とは、株式市場全体の値動きを表す指標のことです。具体的には、複数銘柄の株価を総合的に数値化したもので、投資家が市場全体の相場を確認するためのものさしのイメージです。

代表的な株価指数

日経平均株価(日経225)・東証株価指数(TOPIX)・米国のNYダウ・S&P500など
例えば日経平均株価(日経225)なら「東証に上場している中から選ばれた225企業の株価全体の動き」、NYダウなら「アメリカ各業種の代表的な30企業の株価全体の動き」を表しているということです。

インデックスファンドのメリット・デメリット

インデックス投資(インデックスファンドへの投資)はつみたてNISAのような長期積立投資での運用に向いています。

インデックスファンドは投資期間が長くなるほど、年間のリスクが下がって平均リターンは安定する傾向があるからです。

ここではインデックスファンドのメリット・デメリットを簡単に紹介します。

メリット

  1. インデックスファンドを買うだけで分散投資になる(リスク分散できる)
  2. 長期的に右肩上がりで上昇すると考えられている
  3. 運用にかかるコストが低い

デメリット

  1. 短期間ではリターンが得られない可能性が高い
  2. 元本割れの可能性がある

NISAにもおすすめのインデックスファンド3選

それでは最後におすすめのインデックスファンドを3つ紹介いたします。

長期積立投資(つみたてNISAを含む)を前提にして、気をてらわずド定番ド直球の3つを紹介するので、投資初心者の方はこの中から好みのものを選べば間違い無いと思います。※決して利益を保証するものではありません

①三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

1つ目は三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」通称オルカンです。

「つみたてNISAはオルカン1本で充分!」と言われるほどの人気を誇るオルカンについて紹介します。名前が長すぎるので半分に分けます。

eMAXIS Slim(イーマクシススリム)三菱UFJ国際投信が運用を手がけているインデックスファンドブランドです。最大の特徴は業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けていることです。
圧倒的な人気を誇っており、今回紹介する3つは全てこのブランドです。

全世界株式(オール・カントリー)という名前の通り、投資の対象は全世界の企業です。
つまり世界全体の経済成長に投資していることになります。例えば日本株や米国株が不調であっても、中国株やヨーロッパ株が損失をカバーしてくれる可能性があるということですね。

人気の理由は、「リスク分散性の高さ」「安定したリターン(過去の実績上)」です。

過去のトータルリターン(対象期間の値動きの幅)のパフォーマンスは以下です。※2023年7月末基準
1年:+19.38% 3年:+21.95%
つまり、例えば月3万円の積み立てを3年間継続すると、投資額108万円に対して積立額は約132万円(約24万円の含み益になるということです。

②三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

2つ目は「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。

S&P500とは、米国で時価総額の大きい主要500社で構成する株価指数です。
中長期で経済成長が期待できる米国の主要産業を代表する約500社に投資できます。

人気の理由に「過去の米国経済の成長率」「構成銘柄にGAFAM等の名だたるIT企業がある安心感」が挙げられます。

ただし米国内での分散投資と見れる一方で、オルカンとは異なり米国一国集中投資という見方もできますので、リスク分散の観点では注意が必要です。(もし米国株が暴落したら世界的にピンチですが^^;)

過去のトータルリターン(対象期間の値動きの幅)のパフォーマンスは以下です。※2023年7月末基準
1年:+19.48% 3年:+25.51%
つまり、例えば月3万円の積み立てを3年間継続すると、投資額108万円に対して積立額は約136万円(約28万円の含み益になるということです。

③三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式

3つ目は「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式です。

もう名前を見ただけでどんなインデックスファンドか見当がつくのではないでしょうか。

先進国株式の対象は日本を除く先進国であり、全体の約7割を米国、約1.5割を欧州に投資しています。

人気の理由は「日本や新興国に投資したくない」「米国に投資したいが一国集中はしたくない」という需要があるからです。

過去のトータルリターン(対象期間の値動きの幅)のパフォーマンスは以下です。※2023年7月末基準
1年:+20.23% 3年:+23.83%
つまり、例えば月3万円の積み立てを3年間継続すると、投資額108万円に対して積立額は約134万円(約26万円の含み益になるということです。

3つのおすすめインデックスファンドを徹底比較

最後にそれぞれを表にまとめて比較します。

全世界株式米国株式先進国株式
純資産額13,861億円25,305億円5,238億円
信託報酬0.1144%0.0968%0.1023%
トータルリターン(3年)+21.95%+25.51%+23.83%
リスクメジャー344
※純資産額:ファンドの経済規模、ファンドの人気度を表す指標ともなる
※信託報酬:投資信託を管理・運用してもらうための経費として、保有期間中に投資家が支払い続ける費用のことです。

※リスクメジャー:1(低)から5(高)までの数字で、ファンドの価格変動の大きさによるリスクの大小を表す

より詳しい情報・最新の情報を確認したい方は、MUFG投資信託サイトを参考にしてください。

「トータルリターンの高さ」「信託報酬の低さ」から米国株式(S&P500)の人気は非常に高いです。

米国株式(S&P500)一本は少し怖い気もしするので、オルカンをメインで購入してリスク分散しながら、さらなる余剰試算で米国株式を購入するのがいいかもしれません。

おわりに

今回はインデックスファンドについて解説し、おすすめを3つ紹介しました。

いわゆるデイトレーダーのような短期投資には興味がなくとも、つみたてNISAのような長期積立投資は多くの人がやることになると思います。
その上で必須となるのが、このインデックスファンドの知識です。

ぜひ今回おすすめした3つの他にもご自身で調べてみてください。
投資先を選ぶ際は、自ら責任を持って情報を仕入れて、納得して購入することが何より大切です。

今後一番良いパフォーマンスを上げるのが、米国か日本か新興国かなんて誰にも分かりませんが、各国の政治・経済の状況から簡単な予測を立てることは可能です。

本記事が皆さんの人生のお役に立つことを願っています!

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